似て非なることに

ネットにはたくさんの情報があって、もう充分すぎるぐらいに満たされ、やり方さえわかれば、あとはやってみるからいいわという気持ちになるかもしれません。

 

あまり芸術のことはわからないけれど、その作品の良し悪しは、結局好みだとも思っていました。

でも気学を学んでいて思ったのは、その人がどういう生き方をして、どう生きたいという思いがあるかということが、作品という形にすべて出ていて、それを見た時、自分の潜在意識で、その生きざまに共感するかどうか、というものが、その芸術作品の評価へとつながるのだなと思いました。

先日テレビで見たワイン醸造家の仲田晃司さんも言っておられましたが、ワインにすべてが出ると。

だからワイン作りにももちろん手を抜けないし、生活態度の中でも笑顔を絶やさない。

 

多分、絵の描き方、ワインの作り方、コツさえわかれば同じように作れると思えるかもしれないけれど、その生きる姿勢は、絶対的にその人自身と交流して潜在意識のレベルで近づいてみないとわからないことなのだろうし、そこを近づけないと、作り方だけ知りえても、似て非なるものを作るだけになるのだろうと思えました。