成果が大きいのはどちらか?
ものを買う時、サービスの代価を支払う時、1円でも安い方に目が行きがちではないでしょうか?
でも、借金までして高いものを買うのは違うと思いますが、1円でも安く済ませよう、とするのも最近疑問を感じます。
というのも、お金を支払うことに限らず、努力、ということに目を向けるとわかりやすいと思うのですが、出来る範囲の努力と、頑張れるギリギリまでの精一杯の努力、どちらが成果が大きいでしょう?
最近行われたオリンピック選手にはたくさんの感動をもらいましたが、オリンピックという4年に一度しかない大会に合わせ、精一杯の努力をされてきた選手だから大きな成果につながったり、精神的達成感を得られるのではないでしょうか。
工場で考えるとわかりやすいかもしれません。
手元にある資金で工場を作った人と、融資してもらって大きな工場を作った人。
スタートは借金から始めた工場の人は大変かもしれませんが、将来的な生産性としては、融資してもらって工場を大きくした人の方が儲かっていくのではないでしょうか?
これはきっと努力もお金も同じで、自分の範囲内、予算のゆとりのうちの対価でばかり生活しているうちは、それ以上のお金を使えるような生活をする自分になっていかないのではない、ということです。
お金を”活かす”考え
お金を使ってもったいない…となるのは、ちゃんと活用していないから。
先行投資してお金をたくさん使った工場も、しっかり活用し、いい商品をたくさん作ることで儲けにつながるでしょう。
思い切り楽しんで使ったお金だって、また楽しく使えるように頑張って働こう!という元気の素になる場合もあるでしょう。
使った分、十二分にその対価を活用すること。
それは、サービスを提供してくれた側に、「楽しませてもらった」という気持ちを返すことにつながり、また自分に返ってくる循環になっていきます。
夢に活かすお金の使い方
洋服でも高級品を買うのがもったいない、と思ってしまうのは、それを着る場所があまり無いから、ではないでしょうか?
でも、もし自分が、ホテルでお茶を飲む、食事をするのが当たり前の生活になったり、頻繁にホテルで打ち合わせする仕事をするようになれば、高級と思えた洋服も自分の生活、仕事に見合う必需品となってくるでしょう。
また、もったいないから買わない、という状態は裏返せば、いい洋服が手元に無いから、いい場所で食事したり、仕事をしたりする準備が出来ていない、ということになってしまい、チャンスに恵まれなくなっている、と考えれば、未来の理想の自分に近づけるために何が必要になってくるのか、よく考えることも重要になってきます。
夢が現実味を帯びるような行動
本当は高額報酬を得られるような仕事が先に来て、その報酬で高級品を揃えていく、というのが理想かもしれませんが、高級品を手にして、初めて、高額報酬を得られるような仕事をする自分の未来を描きやすくなる、ということもあると思います。
そこまで描ければ、そこへ向かうために努力は惜しみなく出来てくることにもつながります。
でもホテルで打ち合わせするような仕事なんて私には無理…と思っている人には、そこへ向かうための努力も、どうせそんな仕事出来っこない…、とむなしくて出来なくなってしまうだろうし、当然そういう自分になっていくためのチャンスも生まれてこない。
それなら、順番は逆になるけれど、多少無理してでも高級なものを手にしたり、高額なサービスを受けることで、タンス貯金をするよりはるかに自分を向上させる目に見えないチャンスを得ることができるはず。
将来のための蓄えは将来確実にお金が稼げなくなることが前提になってしまっているから本当に細々と貯金を切り崩すだけの生活になってしまう。
そうならないために自分に何が出来るかを考えて投資していく道が見えていない。
無駄なお金にしてしまうかどうかは自分次第。
どれだけお金を使ってもそれを元手に活かして、もっと増やすだけの力をつければいいこと。
逆にそれだけの自信とやる気を持つためにも、いつまでも無料だとか安い方はどれか、ということばかりを基準にしていくのはもったいないのではないかな、と思えてしまいます。