有名な歌にも「ありのままで~」とか、「世界に一つだけの~」とか。
人と比べなくてもいい、ということは知識としてわかっている人は多いと思います。
でもママカーストなどという言葉も聞かれますが、
人と比べて優劣などをつけてしまう風潮がどうしてもあって、
不安になったり不満に思ったり、してしまう人も多いのではないかと思います。
私自身、こんなことではダメだ、とつい思って、もっと頑張らないと、と思ってしまいがちですが
確かに頑張ることは必要でしょうが、
やっぱりこんなことではダメ、と言う言葉はいらないな、と最近思うようになりました。
今までの自分があって今の自分。
すべてが今に通じていて、今から頑張ればいいこと。
過去の自分があったから頑張れるのだから、ダメということは何もなくて
もちろん必要以上に驕るようなこともないけれど、
自分の何も否定する必要も無い、ということ。
誰と比べる必要もないし、自分の道を目指すだけ。
同じ土俵に立って優劣なんてつけなくていい。
自分には自分の唯一の道があるはず。
そんなことがやっと知識として知っていたことがやっとストンと理解出来た、
とまではいっていないかもしれないけれど、ジワジワと考えられるようになってきている気がします。
あとおもしろいのが、うちの母が、
「私は本当にダメなのよね」
というのが口癖の人で、どうしていつも否定的なことばかり言うんだろう、
と思って気になるので、母によく
「言霊があるから、ダメダメ言っているとダメになってしまうから、ただこれから頑張ればいいだけだよ」
などと偉そうに言っていましたが、まさしく母に言っていながら
それって自分に向けて必要な言葉でした。
私自身がダメだと思っていて、私自身がダメという言葉に縛られていたんですよね。
それだけ周りの人がどうこうではない、ということでした。
自分が感じるすべては自分に何かを教えてくれていること。
周囲のすべては自分の写し鏡。
そして教えてくれていることはありがたいことでありつつ、
これって周囲の人が犠牲になって教えてくれているんだろうと思います。
だって私に教えるために母はダメダメという言葉を使う。
別の視点から見れば、母自身はダメと言う言葉を使うことで自分に自信が持てないままになってしまう。
母の不幸の上に私の勉強が成り立っている。
私が早く気付いて改善してしまえば母はいつまでもダメと言わずに済んで、もうとっくに自信を持てているかもしれなかった。
だとすると、周囲の人には本当に感謝すべきだし、
周囲の人のためにも自分はもっともっと成長すべきなんだろうな、と思えました。
本当に仮吉方から半年ほど。
特に今まで以上に収入が増えるようなことも、仕事が繁盛し過ぎて困るようなことも無いけれど、
生きることについて、今までの自分を大きく切り替えていくための意識改革がものすごくされている時期だな、
という実感があります。
今まで本当にわかっているつもりでわかっていなかったことがたくさんあって、
でも今少しずつわかりかけてきた部分は本当に、私の生き方の根底を揺るがすようなことで。
きっと私は変わっていけるし、今までとは確実に違う道を歩いていける、という気がします。
仮吉方、吉方移動のこういう深い部分の効果、というのはやっぱり
すごいな、と感じます。