八白土星は山の星。
山は、マムシも出れば、マツタケも取れる。
山の幸、というぐらい、たくさんの実りが得られる。
でも、木は好き勝手に生え、たくさんの虫や動物も好き勝手に住んでいる。
それらすべてを容認し、抱え込む度量が山にはある。
山も土の塊。
たくさんの過去。
どんな些細なものも、どんなにつまらないものも、すべてを蓄えておかないと、大きな山にはならない。
気学の学びを続けていると、それは知ってる、だからもっと他に知らないことはないのか、と思ってしまうこともあるかもしれないけれど、私が未だに自分が継続して勉強の場に足を運んでいて気付くのは、知っていることを積み重ねていく中で、点と点が線になる瞬間が何度もあるということ。
何度も何度も聞いた基礎の、聞き流しそうな話の中に、キラッと光ってハッとする瞬間がある。
きっとドットのような小さな点の塊だって、ドット絵というものがあるぐらい、どんなにその一粒の点は何の形も成していないようなものでも、一つの塊をなせば、それはもう一つの形として作品になる。
宝石ばかりを集めようとしなくても、ただの石コロどころか砂粒だって、集めれば可能性は無限大。
気学の基礎の学びも、こうやって、なるほど~と思える瞬間が何度もあるから、繰り返し学ぼうと思える。