生き残る書店

先日プロフェッショナルの流儀で書店店主の岩田徹さんの回を見ました。

その後、ちょっと行った病院の待合室で、自分にビビッとくる本ばかりが並べられた棚を見て気づいたことがありました。

岩田さんは、最初書店店主になられたとき、出版社さんからだったか、取り次ぎ?から言われるまま、売れ筋の本を並べていたのだそうです。

でもそれではおもしろくないと感じられ、自分がよいと思う本を置くようにされたそうです。

すぐにその効果が表れたわけではなかったようですが、結果としては、今、岩田さんに、自分に合う本を選んでほしいという依頼が殺到されているとのこと。

私が病院で見た本棚を見たとき、何だか、このチョイスだったら何を手にとっても自分に必要な本じゃないかなと思える感覚がすごくありました。

きっと並べるときに強い意図を持って並べられたのではないかと感じました。

だからただの本屋さんは衰退の一途をたどってしまう。

自分がどういう人に読んでほしいという意図が無ければ、書棚を眺めても、こちらがわに届いてくるものは曖昧で雑多なものになってしまう。

そんな気がしました。

やっぱり明確な意思、どういう理想を持つのか、そこを明確にすることが人生の何においても大事なこと。

それは九紫火星の持つ気。

自分の行動は最終的にどういう地点を目指しているのか。

本を並べるなら、どういう人に届いてほしいと願うのか。

それは書店の店長さん、棚の担当者さんの強い意思次第。

やっぱり九紫火星の今年、そういうところに気づかせてもらえるなぁと感動しました。

ちなみに私がビビッときた本棚は、今回二冊の本に飛び付き、一冊はその場で食い入るように読んでしまい、もう一冊は帰りの書店で在庫があったので即購入。

本当にいい出会いが出来て嬉しかったです。