2018年3月16日の産経新聞の中で、イギリスの物理学者であるスティーブン・ホーキング博士のことについて書かれた記事を読みました。
「宇宙誕生に神は必要ない」という言葉を残したこの博士の存在は、人類が宇宙の真実に近づくように、無限の可能性に気がつくように、との”神様の配慮”から、神様がこの世に送り込んだとしか思えないと。
私は気学の学び始めのころ、ホワイトボードが宇宙全体として、自分という存在はこの小さな丸。
この自分という存在は、今生きている人類のうちの一人という存在ではなく、過去の人類、時間を合わせた中の一部でしかない、というようなお話をお聞きして、恥ずかしながら何だかよくわからなかった記憶があります。
でも気学を学んでちょうど丸四年たった、年月日が一白中宮に重なった日、車の中で、突如としてその意味が腑に落ちて涙が止まらなかったことがあります。
宇宙というのは自分とかけ離れたものではなく、自分はその中の一部。
そのことに気づけると、ただ自分の役割は何だろう、そのことに向かってシンプルに進んでいこう、と決意が出来る。
この博士は世界的に大きな役割を十二分に果たされたけれど、そんな特別な人と自分のような一般人とはかけ離れた存在であるとは言えない。
自分には自分の役割があるだけで、その自覚があるかどうかだけ。
宇宙と自分は一体である自覚が出来ると、誰と比べる考えも、損得の考えも必要でないことに気づける。
ごく一部の名だたる人だけが神様から特別な配慮で生を与えられたのではない。
どの人も等しく、その人にしか出来ない唯一の役割を与えられている。
そう気づけるから、頑張ろう、と思える。