私の学ぶ気学は本命と月命を使います。
あまりに基本なのでだいたい初期の段階で学ぶこと。
でも気学はシンプルだけれど本当に奥が深いものです。
例えばリンゴでもそうですが、リンゴ一つを、これ知ってる?と見せられれば知ってると答えられるけれど、リンゴと一言で言えるものでも、どこ産のリンゴかということや、リンゴの栄養価、そのリンゴの特性を活かす調理法などとなれば、いくらでも知らないことはありそうですよね。
気学も本命と月命は、といえばごく単純なことに思います。
その年、その月の持つ特徴があって、その影響を受けて生まれてくるので、この二つが基本になります。
そしてそれは最大吉方や傾斜を出したりすることに使うためではあるのですが、知ってるわかってる、と思えばそこまでです。
でもこの本命と月命を使う、ということに、この気学の本質が本当に確かに表れているのですよね。
というのも、気学は今の現状、今の自分の立ち位置、居場所から、自分がどうしたいのか、という目標地点へ行く手段を見ます。
常にAとBという二つを結ぶことで最適な道を割り出します。
本命という一点だけで見るものでもなく、四柱推命のように四つの柱で一つの空間を見るものでもなく、自分と相手、自分と今という時の運勢、自分と仕事、自分と行きたい場所、コラボレーションすることで最適な解を得る。
そして気学は陰陽五行が基本でもあります。
これらすべてが本命と月命を使う、という一言にも集約されていたのだな、ということに、改めて腑に落ちたり、そういう気付きの積み重ねがあると、脳に自分で理解できた、納得できた、わかった、という心地よさを与えてくれるので、もっと知りたい、もっとやってみたい、という次の行動につながっていきます。
つい基本のことはわかっていて納得していたつもりでも、それってもう一歩踏み込んで考えたらどういうことが言えるのか、ということなど色々意識してみると脳の活性化にもつながり、引いては頑張らなくちゃと思わなくても行動したいという気持ちがわいてくる、次の行動への原動力にもなります。