忘れてはいけない気学の大原則
気学上級者、という言葉が適切かどうかは別として、気学のことは一通り知っているけれど、気学だけでは…というような方もいらっしゃるかもしれません。
あれこれだいぶ覚えて実践してみたけれど、こんなものかな、という方もいらっしゃるかもしれません。
確かに自分の知識を高めることは大事で、実践も大事。
でも社会運勢学とは、農耕が始まり、自分を高めるだけでは立ちいかないことから、自然を学び、自分以外の存在に合わせることを学んでいくもの。
ということは、いくら自分の中の知識だけ高めても、それだけでは足りないということ。
気学は自分と、自分以外のもので構成されている、ということを忘れず、自分の知識を高めると同時に、自分以外の世界を知ろうとすることが大事。
おすすめは小説。
自己啓発本などではなく、小説は人間の機微が学べるので、とにかく小説を手あたり次第読んでみることがおすすめ。
気学的にも時代は巡るので、時代小説を読むと特に色々な気づきがあってよいようです。
また小説からは繊細な言い回し、語彙から感性も磨かれます。
とにかく、相手を知るためには、繊細に相手を、周囲を観察することが大前提です。
自己申告と他者評価
本人は自分で人見知りだと言っていたとします。
でも付き合ってみると、どうも、ものすごく社交的に見える人がいたとします。
どちらが正しいですか?
本人が人見知りという以上、苦手には感じているのでしょうから、嘘でもないのでしょう。
でも自分が見て感じたこと、社交的に見える、という事実もまた間違いではないでしょう。
では社交的に見える、と感じたのは何故ですか?
それはその方を見ていて、その方の言動からそう感じたからですよね?
額面通り受け取っているだけでは本当の理解にはつながりませんし、本当の意味で人を活かすことも出来ないでしょう。
改めて人の背景を見ること
気学もベースはとても大事です。
でもベースが出来ている人にとって、次に必要なことは、周囲をしっかり自分の目で見ること。
そしてその見ることというのは、表側だけ見ないこと。
その人の背景、どうしてその人の言動は今見えているような言動なのか。
その背景には何があるのか、にまで思いを馳せること。
社会運勢学は占いではなく裏成りだと教わり、勉強されている多くの方が物事の裏側の事情に目を向けることは意識していることかもしれません。
でももっと深く見ていくことで、より深い理解、より「気」という世界、自分を取り巻く世界についての理解が深まります。
そうすれば、周囲を今以上に生かすことが出来、自分も今以上に活かされることにつながっていくことになります。