2017年一白中宮。
北西二黒方位は年盤月盤の重なる9月に引っ越せば、輪重吉方、という大きな吉方。
三碧、一白、九紫の人が北東丑方位を吉方に取れば大三合吉方。
五黄土星が南東九紫火星方位に引っ越しすれば同会吉方。
南東巳方位ならそれに三合吉方もついてくる。
月命も考慮しないといけないので、取れる人、取れない人も出てくるけれど、色々な吉方位が取れる人にとってみれば、どの吉方を取るといいのか迷うところ。
確かに選択は大事。
上手に気に乗る選択が出来るように、気学を学んでいる部分は大きいと思う。
でも忘れたくないのは、「何のために」という部分。
当然よくなりたい、幸せになりたい、今よりよくなりたい、もっと上を目指したい。
色々な目的はあるように見える。
でもよくなった後、どうしたいの?という部分があるかどうか。
例えば結婚も同じ。
結婚したい、という気持ちの向こう側に、その後のビジョンがしっかりあるかどうか。
欲しいもの、お金、立場、色々が得られた後、それをどうするのか?
どうしたいのか?
どう活用するのか?
そのビジョンが無ければ、次の循環が出来ない。
循環しなければ当然腐ってしまう。
手放して手が空くから、新しく得るものが持てる。
お腹が空かないと食べられないと同じ。
減らすから増やせる、という自然な流れを、何故か人は「損」と思いがち。
手放した部分しか見えていない。
手放すこととセットになっているはずの新しく入ってくるものの価値が見えていない。
そして得る、ということは、誰かが自分のものを減らし、与えてくれたことの裏返しであることも自覚したい。
人に与えてもらい、次に自分には何が出来るのか、何を誰かに返していけるのか。
正直私自身、今まで日常でそこまで考えたことも無かったです。
今が楽しければいい、多くを望まなければ、大きな困難に見舞われることも無いだろうというような考えでした。
でも今、自分が楽しいなら、余力があるなら、もっと出来ることがあるはず。
出来ることがあるのにしなければ、自分の役割を全う出来ていない、ということになる。
役割が全うできなければ、不要になる。
今を大事に生きること、と同時に、もっと先を見据え、自分にできることは何なのか?という二つの視点が大事。
そんなことわからない、という「無い」という考えの前提で自分を見つめ直しても答えは見えてこない。
自分のやれるべきこと、生まれた意味がきっとあるはず、「ある」という意識を前提に持つことで、自分の使命が徐々に明確に見えてくるようになる。
使命をしっかり明確に意識している中での選択は、絶対間違った選択にはならない。
すべてをプラスに変えていける大きな力を生む。