養老孟司さんが、
「教養があるとは、生きるために必要な力のことであり、それが備わっている人とは、「人の心が分かる人」だと考えている。」
と書かれているものを見かけました。
生きるためには一人では生きていけません。
自給自足ですら、大地、という自分以外の存在からの恩恵があってこそ出来ること。
自分以外の存在というものは確かに大事で、その存在をよく知ることは本当に大事なことだと感じます。
ただ気学を4年ほど学んでいて私が思ったのは、「人の心がわかる人」というのは、「人の心を知ろうとすること」という意味合いなのかなということ。
気学というのは、方位を使ったり、廻座を見て、それを活用していきます。
人によっては、方位に縛られる、廻座に縛られる、と感じる人もいるようです。
自分のしたいようにできなければ、自分という個性が無くなるじゃないかという言葉も聞きました。
気学は陰陽五行が基本です。
自分という存在と自分以外という存在の陰と陽の二つを、ちょうどいい接点でコラボレーションさせる。
自分という個性を押し殺して自分以外のものにだけ合わせようとするのもおかしいし、自分以外の存在を無視して自分の思うままにしようとするのもおかしな話。
自分以外のものが存在するということは、それは上手に活かせばいい。
そのためには自分以外の存在を尊重し、理解しようとするということが大事なのではないかなと感じました。
気学では方位や廻座を活用する中で、そういう当たり前のことを意識して大事なもの、としてとらえる癖をつけられるので、他のことに対しても、常にどこが大事か、どこを意識すべきなのかが自然にわかるようになってきます。
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