過去を言い訳にしない

「嫌われる勇気」という言葉はよく目にしていましたが、不勉強で、その内容についてはよく知りませんでした。
たまたま処分しようと思った雑誌にアドラー心理学について書かれていたページがあり、少し見てみました。

過去を言い訳にしない。
これは気学の五行でも同じことが言えるな、と思えました。

過去というのは”土”。
成長というのは”木”。

“土”がカチカチに頑なになれば、”木”はしっかり根を伸ばすことが出来ず、健やかに成育することは出来にくくなるはず。

“土”はふんわり全てを受け入れ、常に優しく柔らかくあることが、”木”をスクスクと成長させることにつながる。

子供をスクスク育てるときも、”木”と”土”の関係と同じように、
「この間もそんなことして失敗したでしょ!!」
という過去のことをチクチク言ってしまうとスクスク成長は出来ない。

そしてアドラー心理学で言われていたように、過去の原因に自分自身を縛り、進めない言い訳にしてしまっては、自己成長は望めない。

人間も植物も、前に進まなくては枯れて腐ってしまう生き物。

カチカチの土を緩めるのは”水”。
苦労や過去を”水”に流すことは、”木”の成長を促してくれる。

過去あっての今ではあるけれど、土を固くして根が伸ばせない窮屈さを自ら作るのではなく、色々なことがあったからこそ土は養分豊富でたくさんの根を張ることが出来る、ということを忘れたくない。

そして五行という、木火土金水はすべての個性が揃っていて循環するもの。

アドラー心理学では、他者は変わらないということも書かれていて、別にあきらめのための言葉として書かれていたわけでは無いのかもしれないけれど、自分には受け入れがたい個性を持った他者がいてくれるからこそ、自分には気付けない面が補えて、大きな力を作っていくことが出来る。

そちらに目を向けることが出来たら、もっと素直に”他者”を受け入れることが出来るのではないかと思えた。

気学がわかると、色々なことが論理的に受け入れることが出来るから、納得して取り入れることが出来ると思う。