人への不満

自分はしっかりやっているのに、周りの人はちゃんとしない。

調子よく手を抜いたりして、うまくやっているとか、その尻拭いが自分に回ってくるとか、色々あったりする。

そうすると理不尽に思ったり、腹を立てたり、不満に思ったり、してしまいやすい。

確かに自分はやるべきことをやれている。
周りの人はやれていないかもしれない。
それは事実だとしても、そこから、理不尽に思ったり、腹を立てたり、不満に思ったりすることは”自分”の選択の領域。

周りにマイナスに思える人がいたとしても、そこからプラスに向けられるのが知恵。

知恵があれば、どんなことにもプラスに受け取れる。

最初は感情が納得しなくても、自分が金属のように頑なでなければ、樹木のようなしなやかさがあれば、自然とプラスに目を向けて伸ばしていくことが出来るはず。

だから木星は発展と繁栄の星。
周囲がどうであろうが、太陽というプラスに向かって伸びようとする。

金属の固さ、正確さ、正しさ、精密さは確かに大事。
でもそれだけでは世界は回らないことを五行の性質は教えてくれる。

今より幸せに、よくなりたい、と思うなら、その方法、その知恵はこの世の中の生物や性質、動きから学べる。

気学はその学びのための辞書みたいなもの。
太陽のことを知らない人はいないけれど、太陽のことを詳しく知っているかと言われれば知らない人も多い。

太陽一つからも知らないことは多く、知ろうとしなければ学ぶことも出来ない。

気学、という辞書のような解説書があって、それを何かあるたび、疑問に思うたびに照らし合わせ、そこから学び取るから、気学は「気」の学問として自分の知恵になる。