足りないこと

人は、失敗や苦労を避けて通りたいと思う人が多いと思います。

そしてそれは自分自身が失敗や苦労の無いことはもちろん、子供さんのことであれば、失敗しないよう将来苦労しないよう「しつけ」をする。

 

今日は七赤中宮。

でも七赤金星という星は、一つ足りないという意味がある。

同じ金星でも六白金星は、完成というすべてに満ちているという意味がある。

当然一つ足らないものより、完成されたもののほうがよいもののように思える。

でも、機械は完璧にいつも一定の動きを繰り返し繰り返しやることが出来るけれど、機械は今以上の成長を機械自らがしようとは思わない。

ただ同じことを一定にしていくだけの力は機械のほうが人より優れているのかもしれないけれど、人は今の状況が足らない、と思えるから、足らないものを埋めようと、試行錯誤し、便利なものを生み出し、発展していく力がある。

完璧な子供にしようと思ったり、完璧な自分になろうとしたりすることは、個々に合った理想の形を追い求める、という意味でならいいけれど、個性を無視した完璧さを目指しても、それは例えば就職する際、欲しい人材に思われるかどうか?

自分の足りなさを認めることは謙虚さにつながり、その分、自分にできる部分は頑張ろう、と補完しようと努力する姿が魅力になる。

そして個性を磨くことで、自分自身が唯一無二の存在として自信にもつながってくる。

ちなみに七赤金星の足りないという意味は、色々なとらえ方が出来るけれど、足りない人間でいい、という解釈ではなく、人は誰でもどこかしら足りていない自覚を持つことが大事というとらえ方が出来る。

やってる、知ってる、わかってる、では成長がない。

本当にこれでいいのか、もっと何かあるんじゃないか、足りていない部分があるんじゃないか、といつも自問することが大事。

 

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