自分さえよければいい、という考えが増しているのだなと人の話を聞いていて感じた。
国家にすらその傾向が出ていたのだから個人の話でも同じなのは当然の流れといえばそうなのだろう。
そういう人に対して、苛立ち、自分はちゃんとやっているのに酷すぎる、と周りを責めてしまう。
頭ではそういう人に振り回されないようにと思っても感情的になるのだという話を聞いていて、今年は九紫の年。
やっぱり感情的になることが止められない。
でも九紫火星は知恵の星。
易の形は固い陽が陰を間に挟み込む。
九紫の外の陽の固さは鋼のような精神力。
頭のよさはもちろん、全陽の六白と違い、真ん中が陰であるところが今年のポイントと言える。
自分はちゃんとやってるのに、周りは自分のことしか考えていない。
確かに事実はそうなのかもしれない。
でもそういう人を許容出来る心が持てていない自分は完璧な六白にはなれていない。
それは心が陽になれていない陰であるということ。
心が陰であれば心を陽にすべく突き進むしかない。
六白という完璧な完成、心も無敵な存在目指して脇目も振らず。
それが九紫火星の今年必要なことではないのか。
感情的になってしまう心を離すことが出来るのは、自分が目指すべき理想があるから。
感情に左右されているうちは怒りの炎を燃やすだけ。
その盛んな炎の勢いを見て周りは憧れの輝きとは思わない。
自分に飛び火して焼き尽くされないように離れようと恐怖を抱くだけ。
足りていない自分を知る知恵。
足りていないと自覚するからそこを埋めようとひたむきに頑張れる。
今年の気を良く活かすのか、悪く乗ってしまうのか。
九紫火星は午前と午後を分ける星。
来月は月盤も九紫中宮。
一番高いところから自分を客観視して知恵を使う。
九紫の気を上手に使いたい。