なんとなく全部を自分でやれることが立派な人だから、そこを目指さないと、という意識が一般的にあるように思うけれど、気学の五行を学ぶと、そうでもないということを教えてくれている。
木には木の性質があり、火には火の性質があり土金水、それぞれの特徴、個性があって、この世はうまく回っている。
もちろん一人で木火土金水すべての性質を目指すこともいいかもしれない。
でもそれはなかなか難しく、効率的かと言われれば、もっと効率的な方法がある。
それが得意分野を分担すること。
だから1人ですべてをやろうとすることを目指すより、自分に出来ることを人の分までやること。
そうなってくると、責任重大。
夏休みの宿題の分担じゃないけれど、自分の宿題だけじゃなく、人の宿題も得意教科の分は引き受けるから、人にも自分が苦手教科の部分を引き受けてもらえる。
宿題みたいに明確な範囲と量が決まっていればわかりやすいけれど、人生の課題は見えないだけにサボれもするし、懸命にすればそれだけ周りの信頼も得られるし、結果もついてくる。
人に不得意分野を頼もうと思えば、自分は何倍も頑張らないといけない。
責任重大だけれど、不得意分野を必死にやるのと、得意分野を人の分までやること、どちらが気持ち的にラクか?
そこを考えれば答えは出ると思う。
自分は運が悪い、縁がない、ということは周囲の助けがないということ。
そういう人は自分の不得意分野を一生懸命克服しようと頑張っているのかもしれない。
それも一つの道。
でも自分の苦手なところは、人にお願いします、と頼む気持ちで、その代わり私は私が得意なところは人の倍以上やります、という気持ちで日々過ごせば、きっと周りからの助けは現れる。
頑張る方向性を少し「気」に乗せるだけで、ガラッと人生は切り替わっていく。
どうせ頑張るなら、壁に向かって進むより、追い風の吹いている方に進みたいし、壁を壊すなら、1人より周りにも助けを借りてお願いして進めたら、より早く自分の夢の実現に近づける。
そのかわり、誰かが困っていたら手弁当で手伝う気持ちで取り組む姿勢でいないと当然バランス的に成り立たない。
手弁当で手伝う気持ちは七赤金星の担当。
そういう気持ちで人と接すれば、悦び、現金収入に直結してくる。
お互い様、で日々過ごしたい。