母親として子供のことを考えると

気学は個人の吉方も取るけれど、個人をどうするかだけでなく、国家や会社をどうするか、という極大な世界についても考える必要性がある、というお話をされていたことがあります。

私も気学を学ぶ前は、テレビのニュースを見る程度で、政治なんて一般人には遠い世界のように思い、家の中のこと、家族のことだけで手いっぱいと思っていました。

でも気学を学んで、政治の話、経済の話、色々な話を聞く機会を与えてもらい、同時に気学の学びも深めていく中で、少しずつ視野が広がり、多くの人が幸せになるお手伝いが出来れば、と思いました。

でも昨日から今日にかけて色々考えていて、ちょっと違うかなとも思えました。

確かに世界で戦争が起こって国が巻き込まれでもすれば、個人の幸せなんて吹っ飛んでしまいます。
自分たちの住む国や世界が良くなるように、もっと一個人でも出来ることをやらなくちゃ、ということは間違いではないと思うのですが、「自分たちの住む国や世界が良くなるように」というのがいきなり目標になれるか、というのは、やっぱり少し存在が遠く感じました。

やっぱり一番には子供の幸せを考える母親は多いと思うのです。
そしてその子供が不幸にならないことと考えたら、その子供が住みやすい世の中であり、その子供が作った家族の幸せが続くこと。

そうやってどんどん考えていけば、自分の子々孫々の幸せは一番現実的に考えやすく、それでいて、結局のところ、子々孫々が幸せに生きていくためには、国家だって世界だって、遠い未来を考えてよくしておかなければいけない、ということに、自然にたどり着く。

いかに世の中の母親が大事なのか、ということが改めてわかった気がしました。
母として、自分の使命、子供の幸せを真剣に願いさえすれば、当然国家も世界もよくしたいと思えるようになっていくはず。

そんなことを考えたら、本気で生きなきゃ、と思えました。
今まで、なんてのん気に生きていたことか。

でもこんなにのん気に生きていた私でも、数年学ぶだけでこれだけの視野が広がっていきます。

力のある人がどんどん学んでいけば、もっと大きな力になるはず。

気学では母親は二黒土星。
二黒土星は基盤。
なるほど、確かに、と思えます。

お腹を痛めて産んだ子供、大事に育ててきた子供のことを思えば、これほど本気の努力が出来るのはやっぱり父親ではなく母親なのだと思えます。

でも当然母親には出来ない役割が父親にもある。
だからこそ、母親は父親と力を合わせる必要がある。

当たり前のことと言えばそれまでだけれど、母親、という重さを改めて痛感すると同時に、母親が本気になったら、やっぱり世界までよくしたい、という考えになっても不思議ではない、とも思えました。