勉強をしていると、昔の人は、なんてすごいことを考えるんだろう、とその発想の壮大さに圧倒される。
でも考えてみる。
今の時代は検索するだけで情報がいとも容易く手にいれることが出来る。
昔の時代は自分の外に情報を求めることがなかなか叶わなかったことから、自分の内側、思考をフル稼働させ、常にどうしてなのか、と探求した結果、今にも形として残るほどの偉大な発想に繋がっていったと思える。
それだけ人間の内側には、外側のものを絶てば絶つほど、爆発的な力を発揮できるものを持っていると言えるのだと思う。
今は外側のものが潤沢過ぎて内側を使う機会を無くしてしまっている。
本来は、その内側にものすごい力があるはずなのに外に求めて。
もっと内側の活用をすべきではないのか。
人間として知性を与えられて生を受けていながら、その知性を使わないから、知性の少ない動物のように、簡単に他を傷つけて自分を防御したり、力を誇示したりすることになる。
母がテレビで人工知能の進化について、もうすごいところまで来ている、と話していた。
人間に知性は不要なんだと宇宙に思われたら、きっと未来、人間は滅びるのだろうと思う。
今生きている人にとって、別に未来、人間が滅びようと関係ないかもしれない。
でも今自分の持っているはずの知恵を活かさないまま生を終えるとしたら、あまりに宝の持ち腐れで、もったいないし、残念なことに思ってしまう。
気学の学びの中には、どこまでも自分の内側の力が伸びやかに成長していく感動がたくさん味わえる。
運気運勢、相性、方位、、、
気学はそんなものにとどまらない。
生きていく上で、心を豊かに育てるためのエッセンスがたっぷり含まれている。
心が豊かになれば、苦しい時でも前進していける力が湧いてくるから、苦しい時期を心の豊かさを持って乗り越え、春の季節を迎えたときには、苦境の前より、何倍も楽しい春、そして何倍も実りの多い秋を迎えられる。